第3回尾道帆布展

7月15日〜8月13日まで滞在制作 尾道市

尾道市の商店街で空き店舗を会場に東京や京都の芸大生など若い芸術家たちが制作過程も公開しながら尾道帆布を素材に使った作品づくりを行った。約1か月間の滞在で地域の人との交流も深まり、作品にはそうした心の動きも反映された。


井上大輔さん(熊本県生まれ、京都造形芸術大学彫刻コース三年)の作品の一部。「尾道の人、商店街の人と出会って感じた『連なり』を表現しました」とのこと。


谷口紀代美さん(和歌山県生まれ、京都造形芸術大学彫刻コース三年)と金重あつこさん(三重県生まれ、東京芸術大学大学院壁画修了)の会場。入り口は帆布のクッションを敷き詰めた作品を置き、子どもたちの遊び場的な空間を提供。


江口友香里さん(福岡県生まれ、武蔵野美術大学油画科二年)の作品は引き戸の枠に絵画をはめ込んだり、地図を逆に複写して裏から眺めたイメージの作品など。


武内寧子さん(福岡県生まれ、武蔵野美術大学工芸科金工卒)は第一回に続く二回目の参加。尾道商店街を応援する「GO! 尾道戦隊 尾レンジャー」を制作。


武内清湖さん(福岡県生まれ、フリーイラストレーター)は帆布の屏風にクレヨンで制作、尾道商人や住む人の願いを受け止めた「満願成就」と題する作品。


佐藤啓胤さん(広島県生まれ、多摩美術大学テキスタイル二年)は内部を薄暗く保ち、中央に逆ピラミッド形を集めたような発光オブジェと窓に帆布をパッチワーク状に張り付けてライティングした空間が作品。


傍島崇さん(千葉県生まれ、フリー)は古びた部屋とのコントラストを生かした斬新なデザイン物を壁、天井に施して部屋全体で自分の内面を表現。


森村智子さん(東京都生まれ、多摩美術大学テキスタイル二年)は太陽と帆布の融合した形は何かを模索したキリンのような馬のような作品。


尾道大学学生有志九人がそれぞれの思いで制作した作品。予定作家が不参加となり、支援部隊が参加。入口を暖簾状の帆布で仕切り、テントの中に入ったような空間全体を作品化、天井にはクモの糸のような帆布糸を張り巡らせた。


尾道帆布展のプロデュースを担当する新里かおりさん(神奈川県津久井郡藤野町在住の造形作家)は帆布を着物に仕立て、古笛にあわせてデスマスクでひょうきんなパフォーマンスを披露した。


商店街にかけられた大きな帆布は日比崎小学校の児童が制作。作家らがワークショップとして指導した作品。


横に長い商店街にぽつぽつと並んだ7会場を案内するためのインフォメーションブースはいつも子どもたちのよき遊び場(落書きの場?)となった。

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