尾道を写真で散策! CD−ROM版尾道の写真集「下手な写真家の千五百枚の写真集 尾道」 「びんご経済レポート」に戻る 「びんごイベント百科」に戻る 前のページに戻る 更新日 平成16年4月10日 広島県東部、岡山県西部の経済情報誌 「びんご経済レポート」の連載紹介 〜平成の獅子・田辺敏幸が「人」に切り込む〜 「個」が強くなるネットワーク 「人財・人材・人在・人罪」 「備後維新クラブ」主宰 田辺 敏幸 執筆は人材派遣などの地場広島県福山市の大手、株式会社山陽テクノサービス統括部長を辞し、 有限会社シジアスを起ち上げた田辺敏幸さん。 月1回の連載で、企業にとって「有能な人材」の考え方や、「人材派遣」という業界、 またそれを取り巻く環境に潜む矛盾などについて鋭い視点で切り込みます。 有限会社シジアスは、本社のある福山を中心に、 広島県東部、岡山県で営業を展開、平塚市にも営業所を開設するなど、 社員の出向前教育を重視し他社と差別化、売り上げ拡大を目指す。 同じく田辺敏幸さんが執筆し、 山陽テクノサービスホームページで配信していたメールマガジン「辛口コラム」も老若男女を問わず人気です。 田辺敏幸さんは自己研鑽を目的とする勉強会「備後維新クラブ」の会長も務めていらっしゃいます。 教育重視の労働者派遣 有限会社シジアス 福山市引野町1-17-1 電話(084)940−5245 有限会社シジアスの紹介ページへ 有限会社シジアスのホームページへ バックナンバー フォロー 改悪派遣法 出会い 新年ごあいさつ 時計の針 おつきあい 社会人としてのマナー 起業への熱い想い 「人に」資金を インターンシップ パワーハラスメント 「人」の育成 紹介予定派遣 規制緩和? 最新の「人財・人材・人在・人罪」 NEW !! 平成16年4月1日号発行 第1513号掲載 フォロー コンニチワ、シジアスの田辺でございます。 今回は、ある派遣会社の派遣社員に対してのフォローの不味さについてお話したいと存じます。 A派遣会社から派遣されていたBさんは、派遣先でいじめに遭っていた。 Bさんは派遣元であるA派遣会社の管理者に相談を持ちかけていたが、その管理者の対応は、Bさんに対して何のフォローもしませんでした。 Bさんは幾度も携帯電話で助けを求めていたが、何のフォローもありませんでした。 致し方なく、Bさんは当社に助けを求めてこられ、現在は当社で元気に頑張っておられます。 『人』に関わる仕事で、給料を戴き、生活をさせて貰っている派遣元の管理者の行為はあるまじき行為であります。 我々、人材業に携わる者は、派遣先もしくは出向先で仕事をしている方々に対して不安を与えることなく業務を遂行しなければなりません。 であるのに、助けを求めるBさんを半ば無視していたとは言語道断。 派遣会社に勤務する者たちに対する冒涜(ぼうとく)であります。 当社の派遣の許可を取るべく行動しておりますが、この管理者のような輩が当社に籍を置いていた場合は、即刻解雇します。 派遣先(出向先)の対応にもよると思いますが、三月からの派遣法改正により、派遣先も派遣先責任者を選任しなければなりません。 このような管理者の対応の不味さから損害賠償請求も引き起こす可能性があります。 派遣先は指揮命令できる立場にある訳ですから、労務管理面でも把握しておかねばならないことになっています。 派遣元の担当者が、派遣先に合っているか否かも見定め、派遣元に対して担当替えを要求することも必要です。 規制緩和が増えれば増えるほど、生きていくことが難しくなってきます。ゆえに、民事訴訟も増えると予想されます。 今回の事案は、決して誹謗中傷ではございません。誤解のないよう申し添えます。前のページに戻る 改悪派遣法 コンニチハ、シジアスの田辺でございます。 春を迎える季節になりました。 今冬は思いのほか、風に悩まされてしまいました。懐の寒さが原因でしょうか。 私どもが行っています『人材コンサルティング事業』が忙しくなっております。 景気回復の兆しが見え始め、有能な、優秀な人材の選択に当社を利用したいとの申し出が年頭よりかなりあり、 少し戸惑いを隠せないのが事実であります。 「試用期間委託システム」 このコピーに興味をそそるのだそうです。又、正社員に登用する際に当社が介入しないことも受けています。 私どもが行っている事業は、地域貢献を柱においています。 地域や社会に認められ貢献できてこそ、利潤はついてくると信じています。 この三月一日より人材派遣法が大幅に変わりました。 まったく持って愚かな法改正です。 法律を考えた連中の愚かさを垣間見てしまいました。 本来、派遣法はホワイトカラーの分野でした。 ところが、偽装請負が氾濫し、労災事故等も多く発生している実情を考え、 ブルーカラーも派遣法で括っちゃえと安直なる法改正です。 根本の職業安定法にメスを入れない限り何ら変わらないのではないか。 本当であるならば派遣法で括るのではなく、特別立法という枠組みで行うことが望ましいのです。 契約から一年経過後は派遣を利用してはいけません。最低三ヶ月間は空白を作ることが義務付けられています。 では、この空白の三ヶ月間はどうする?そう、また以前の偽装請負に頼らざるを得ないのです。 どこの学者か高級官僚が考えたのか知りませんが、立派な法律を考えつくものです。 あいた口が塞がらないとはこのことでしょうか。 今回の文面に読みづらい点がありましたこと、関係者各位に対し、深くお詫び申しあげます。 前のページに戻る 出会い コンニチハ、シジアスの田辺でございます。 人生において、出会いと別れがついてまわります。 例えば、この世に生を授けてくれた親。この親たちとも、いつか分からないが別れはやってくる。 男と女という関係もそうだ。 仕事上における出会いもそうだ。素晴らしき出会いと感じていても、別れはすぐにやって来るかも知れない。 人にとって出会いは、新たな知識や情報をもたらしてくれる。 別れは、その人を強くさせ、新たな出会いへと導き出してくれる。 私たちの行っている「人材ビジネス」もそうです。出会う人によって、一期一会である場合もあります。 だからこそ、出会いを大切にする。しなければならない。 先日、「らんちゅう」(金魚)日本一を獲得された方のお祝いが、とあるレストランで行われ、 有難いことに招待を受けました。この方との出会いも、私にとって掛け替えのない出会いです。 人生経験豊富なその方(浅野敏夫氏)は、いわく波乱万丈な人生を歩んで来られたとのこと。 お祝いの席上で、岡山放送(OHK)社長が、約三十五年の付き合いの中でのエピソードを語られ、 私の知らない浅野氏を拝見することが出来ました。 約二時間三十分の宴の席上、料理も堪能したが、 浅野敏夫なる人物も堪能することができたことが非常に嬉しく、この出会いに感謝する次第です。 『月刊つり仲間』を出版する浅野氏は、趣味で「らんちゅう」を育てていますが、 趣味の範囲の中で、二〇〇一年と二〇〇三年の二回に渡り、日本一の座を獲得されておられます。 何ごとにも一生懸命で、熱く語る姿は頼もしい限りでございます。 私が落ち込んでいるときには、必ず声を掛けてくださります。 「取材に行くから、一緒に船に乗るか?」。 この方の優しい一面に、「出会い」という素晴らしき出来事に、感謝・感謝。 前のページに戻る 新年ごあいさつ 新年おめでとうございます。シジアスの田辺でございます。 お正月、お健やかにお過ごしのことと存じます。 もう決められましたか?今年の抱負を。 小生は、一昨年の年末に昨年の行動を決めておりました。その想いは確実に叶えることが出来ました。 が、まだトビラを開けただけ。これからが、いばらの道ですが…。 今年も、ある想いを抱いて一年を過ごそうと思います。皆様方も何か一つでも「想い」を抱いては如何ですか。 実りある一年にするためにも必要なことではないかと存じます。 さて、大変恐縮ではございますが少しばかりコマーシャルをさせて戴きたいと思います。 小生の「想い」と、幾人かの馬主(出資者)の「夢」が入った会社シジアスは、『育成』をテーマにしております。 また、お客様企業へ向けての雇用選択システムは好評を得ております。 試用期間を委託するこのシステムは、確実に低価格で、確実にミスマッチを防ぐシステムです。 人材紹介会社に依頼すれば、紹介料としてかなりの額を支払わなければなりません。 が、弊社のシステムは、試用期間の委託期間(最低三カ月)のみでOKです。 自社で中途採用を行う際、会社のメンツを考えて妥協をしてしまうことが多いと聞きます。 なぜ、自社の核となるべき『人財』に妥協をしてしまうのでしょうか? 無駄な固定費を増やさないためにも妥協してはいけない。 わずかばかりの景気回復の兆しが見えてはいるものの中小企業にとっては予断を許さない状況です。 勝つことの癖をつける意味でも、核となる人財選びは間違ってはいけないのです。 約十二年、小生は人材の業界に籍を置き、地域の企業様に大変お世話になっております。 又、地域雇用の拡大に貢献出来ればと考え、リスクを承知で提案する次第です。 今年もよろしくお願い申し上げます。前のページに戻る 時計の針 お世話になります。田辺でございます。 時計の針は、間違いなく前へ進んでいるのに、時として、時計の針とは逆の思考をし、行動をとる人がいる。 いわく、逃避である。当社のような請負業の場合、いろんな人材が応募されます。 雇って欲しいが為に口からでまかせの数々です。 ある人は、履歴書に小細工をして、さも短期間で退社したことがないかのように書いてくる人。 ある人は、わずか一週間しか働いていない履歴でも正直に書いている人もいます。 どちらがどうとは言いませんが、大事なことは、過去を奇麗ごとで飾るよりも、 自身の行動が時計の針の如く、前に進んでいるかどうかということです。 人は、オギャ〜と産まれたときには寿命が決まっていると言われます。 しかし、いつなのかは分かりません。分からないからこそ、今日という日を一所懸命生きなければならないのです。 然しながら、どういう訳か逆行する人の多いこと。 当社から出向をしている従業員にもマイナス思考で逃避をする人がいます。 そんな時、私は必ず事務所に来ていただき、「逃げるな!」と言います。 「ここで、自分自身を変えることをしなさい。そうでなければ、いつまで経っても壁をぶち破ることは出来ないよ」。 その彼は、翌日より職場に復帰しました。逃げ出そうとした『壁』を破ろうと努力しています。 生きるという意味を理解してくれました。 リストラを余儀なくされ、もう一年以上も職に就けない人が多いと聞きます。 また、地元のハローワークを除いても常連さんをよく見掛けます。 今を生きることは難しいことかも知れません。特に非自発的に職を失った場合は、ショックも大きいでしょうから。 しかし、時計の針は間違いなく、明日へと「時」を刻んでいます。前のページに戻る おつきあい お世話になっております。田辺でございます。 起業して約一ヶ月たちましたが、産みの苦しみというのを心底感じた一ヶ月でありました。 普段仲良くしている銀行は貸し渋り、お付き合いのない銀行から快く融資をしていただいた。 また別の地元金融機関も色よい返事をしていただいている。 いくら普段仲良くしていても、いざというときの対応で人柄が出ますね。 今回のことで、金融機関の対応に疑問を感じましたね。 銀行というところは、個人や企業から預金として資金を得、それを元手に融資を行い、利ざやを稼ぐわけであります。 ところが、金融庁の指導かどうかわからないが、二言目には、「保証協会」の言葉が出る。 行員いわく「シンポ」だそうです。 起業して初めて、銀行の心の狭さに唖然としています。 預金だけは欲しがるくせに、いざ貸すとなると、リスク回避を精一杯行っている。 愚かしくないか。金融機関本来の使命を忘れてはいないか。 地元密着といいながら、言葉のみで終わっているような気がします。 そうかと思えば、僅か数日で数百万の融資を実行していただいた金融機関には頭が下がりました。 融資実行後、初めて支店長にお会いしたのですが、そのとき言われていた言葉に重みを感じました。 「私たち信用金庫の使命は、起業する方々を応援することにあります。それをなくしては地元密着とは言えません。 私たち信金を大いに利用していただいて、会社を大きくしてください。そして『卒業』してください」。 『卒業』という言葉に、深い感動を覚えました。 私たちの会社も、この信金同様、クライアントに喜んでいただけるよう、本当の意味での地元密着を目指す所存です。 今回は、半ばPRになりましたが、お許しくださいませ。前のページに戻る 社会人としてのマナー コンニチワ、田辺でございます。 現在、私は四十四歳になります。私が高校生の頃は隠れてタバコを吸っていたものでした。 ところが、最近の高校生は隠れることなく、平然と人前で吸う。 未成年がタバコを吸うこと自体よくないのはわかっているが、 昔の不良と呼ばれる者たちには、今考えると奥ゆかしさというものがあった。だらしなさは現在とそう変わりはないが。 なぜ、このような話をしたかと申し上げると、 ビジネス社会のモラル(マナー)でも、奥ゆかしさのない若者が増えてきたからである。残念なことではあるが… 例えば、タクシーに乗る時のような場合にしても、エレベーターの中での上座にしてもそうです。 お客様のところに出向いた際でも、応接のソファーの上に平然とビジネスバッグを置く。 ソファーの上に土足で上がる行為を平然と行うのである。 もっと言えば、挨拶の出来ない人が急増しているように思います。 奥ゆかしさというものはなくてはならないものですが、挨拶は声を前面に出して行いたいものですね。 以前、ある企業さんに苦言を呈したことがございます。 複数の事務員さんが居られるのですが、ある一名の方の電話応対がよくないので、社長さんに申し上げると、 「分かっているんですよ。お客さんからも苦情がありますしね」。分かっているのに、何も変えないのです。 変えないのではなく云えないのです。可哀想だから…だそうです。 はっきり申し上げて、この社長はお客様をなめていますね。それが判っていないのです。 少しばかり株価は上がってきてはいますが、デフレの波は終ったわけではありません。うかうかしていると、お客様は逃げます。 お客様から苦情を頂いたときに、どれだけのスピードで処理が出来るかが、今後の企業の課題ではないでしょうか。 前のページに戻る 起業への熱い想い コンニチワ。田辺でございます。 本日は、ある人物の起業に対する想いを参考に書かせて頂きます。 Aさんが起業を決意したのは、もう3年も前のことでした。 経営者が変わったのをきっかけとして起業を決意しました。 しかし、A氏のお客様から、起業を少し待つように言われる。 A氏にとって、お客様の言葉はエールとして捉えることが出来た。 人と人との繋がりを大切に思うAは、この時より、起業に至るまでの道を歩みだした。 自分に出来ることを、当時帰属していた会社に貢献することで、力を試し続けた。結果は申し分のない成果であった。 羅針盤としての役割を、3年間続けた。あるとき、Aは接待の席上、そのお客様に、一呼吸置いて、質問をした。 「常務、もういいでしょ」 「ああ、もういい」。阿吽(あ・うん)の呼吸といってもいいでしょう。 この会話をきっかけに、Aは前へ進む決意を新たにした。創業時より在籍した会社を去るのは断腸の思いであった。 しかし、Aは創業時の想いを持って出ると言った。 彼が、起業させた会社を成功させるかどうかは、今後の彼の働きによる。 そして、彼に投資をした周囲のブレーンに報いるためにも、彼はアクションを起こさねばならない。 デフレというトンネルの中にあって、サラリーマンは苦難の時代から抜け切れずにいる。 税負担や総報酬制などによって、ますます苦しくなっている。 そんな中だから、僅かばかりかも知れないが、夢(ドリーム)を分かち合いたい。 筆者も、A氏の起業に、そして、今後の成功を心よりお祈りいたします。前のページに戻る 「人」に資金を いきなりですが、ある企業トップからお聞きしたお話をさせて頂きます。 そのトップは、人材を確保する際、成績優秀と思われる大学生と交流を持ち、 また、その親御さんとも交流を持ちます。 そして、その大学生には 「三年〜五年、大企業でもまれて来なさい。その後は、当社で仕事をして欲しい。 君の力を活かせるフィールドを用意しておきますから」。 親御さんにも、お願いをしておきます。 なかには、田舎へ戻って来ることをしない者もいますが、 戻ってきた若者には、かなり良い待遇で迎えるとの事。 その企業は、このデフレにもかかわらず、業界では負け知らずのトップ企業であります。 この会社は、人材育成を自社の資金を使わずに、優秀な社員を迎えることができ、 その結果、業界が不景気で喘いでいるときも難なく業績を伸ばしています。 つまり、「人」の力に依るものが大であります。 いろいろな企業が、安直に正社員を入れている状況を見るに付け、 この企業は勝ちたいと感じているのか、 それとも、「人」そのものに金を掛ける気が全くないのか。 勝ち組になりたいのであれば、「人」に資金を掛けるべきです。 職業安定所(ハローワーク)に求人票を提出しておきながら、 「いい人材がいないなぁ」と嘆かれる経営者が多い。 本当に、いい人材が必要なのか疑問を持ってしまいますが…。 人には、それぞれの能力がある。 それを人材採用にあたり、判断することは非常に難しいことでもある。 しかし、この採用が会社の将来を担うことを考えれば、 人材獲得にはそれなりの原資を掛ける必要があります。 それに一番最適なのが、人材紹介会社である。 企業が、生き抜く為の策として人材獲得方法を間違えば、 命運を分けるといっても過言ではないだろう。 前のページに戻るインターンシップ コンニチワ、田辺でございます。 インターンシップという言葉をご存知の方も多いでしょう。 高校や大学で、僅かでも社会に触れさせて卒業後に生かしましょうというものです。 この制度が出来た背景には、 高校生が、卒業後に就職はしたものの、余りにも短期間のうちにリタイアしてしまう。 大学生では、就職後3年以内に約半数が退職する。 といったことから、欧米で成功しているインターンシップを取り入れようと始めたものである。 しかし、よく考えて見てください。 先ず、雇用形態から欧米とは異なるのですね。 そんな中で取り敢えずという緊急避難的なある種の思い付きには疑問を感じる。 僅か1週間や2週間社会の一員にさせてみて何が分かろう。 それ程に簡単であれば、フリーターなど増加する訳がない。 私は思うのですが、フリーターで結構じゃないですか。 働いて金を得ることは何れの雇用形態でも何ら問題ないと思う。 子供達がやりたいことを見つけられることが出来たら、自ずと道を作るのではなかろうか。 働かずしてフラフラしているのならともかく、例えフリーターと云われながらも汗を流して働いているはず。 意味のない正社員などに押し込もうとする歪んだ思考が根底にあるから、 子供達との乖離が出来てくるのではなかろうか。 高校は、アルバイト禁止となっているらしいが、可笑しくないですか。 学業も大切ですが、アルバイトをすることで身に付けてゆくモノもあります。 一概に禁止を謳わず、子供達を信頼することから始めなければいけないのではないですか。 私達も若いときがありました。遊びすぎた時期もありました。みんな通った道です。 もっと大きな心で見守ることが必要ではないでしょうか。 インターンシップなどやめて、もっと別の斬新なことを模索されては如何でしょうか。前のページに戻る パワーハラスメント コンニチワ、田辺でございます。 数年前には、五月病といった類のものがございましたが、今では殆んど耳にしません。 逆に、社会人になって数年を経る者が「うつ病」になったりしています。 これは、社会を取り巻く環境や企業に蠢く呪縛のようなものも含まれると考えられる。 企業の中においては、「モノが売れない」こと等への苛立ちから、パワーハラスメントが横行し始める。 つまり、業務に対しての冷静さが失われることにある。 企業トップから管理職への叱責の仕方が「虐待」と化している。 いや、時代の変化で管理職も社員も軟弱になっているとも云える。 また、企業風土から来るジレンマも大いにある。 社員が自らを豊かにするための働き方の方法が、企業トップから見れば苛立ちを覚えることもしばしばあると聞く。 経営者と労働者とは、平行線だとよく云われます。 ところが現在のようなデフレスパイラル状況下では平行線どころではない。 経営トップと労働者間の線は、広がりを見せるばかりではなかろうか。 ましてや、秘密主義の経営になればなるほど社員の不信感は募るばかりである。 パワーハラスメントを企業から払拭するには、一朝一夕にはことは運べないと思われるが、 経営トップと社員サイドは、繰返しの話し合いで互いの妥協点を見出すことが必要。 また、経営トップは管理職に対し、管理職は部下に対し、 恫喝することのないような風土を早急に構築しなければならない。 デフレスパイラルは、もっと進行するように思われる。 こんな時こそ、経営トップと社員サイドは互いを信頼し、「想い」を分かち合える組織を築かなければならない。 セクハラ同様、パワハラも意識して払拭しなければ、常に「負け組」との背中合わせであると心すべきです。 前のページに戻る「人」の育成 コンニチワ、田辺でございます。 「人」「モノ」「金」「情報」四つの要素がないと、企業として成り立ちません。 中でも、「人」は経営者の思い通りになりません。 経営者が一番苦労するのがこの「人」です。 やる気があり、将来有望と思われる者を管理職に登用はしたものの、 時代の変化についていけず変わることが出来ないでいる。 そんな社員を持った経営者も苦労が絶えないであろう。 がしかし、経営者自身が変化できないでいるから、管理職も変化出来ない。 ましてや、一般社員も変化出来ないでいる。 勝ち組二割、負け組八割と言われて久しい。この負け組みの中には、少しの変化をすれば勝てた企業もあるのです。 デフレ経済となって約十三年と少し、単年度だけなら未だしも、二期・三期続けての赤字は企業崩壊の前兆と言える。 経営者は、自社の営業力を見直し、「変化」することに慣れなければならない。 当然、管理職も職責を果たさせるよう、経営者の「思い」を訴えなければならない。 今日も明日も明後日も理解して動いてもらえるまでトップは戦わねばならない。 経営者は「羅針盤」だと言うことを、改めて社員に知らしめる必要があります。 経営者の役割は、リーダーを育てることです。リーダーとは、「動きを起こす人」イコール人財です。 人はいつか終焉を迎えます。企業もいつか潰れます。しかし、次代に繋ぐことは可能です。 三十年先、五十年先を活き抜くためには、 「人」と「変化」と「経営者の羅針盤」、として「創業の想い」ではないでしょうか。 管理職や社員を活かすも駄目にするのも、経営者の資質です。 人を育てるということ、難しいことではありますが、今企業に課せられた命題ではないでしょうか。 前のページに戻る 紹介予定派遣 コンニチワ、田辺でございます。 今回は、「紹介予定派遣」について説明させて頂きます。 簡単に申し上げますと、 一定期間(試用期間)を派遣会社に委託して、雇用する側とされる側が一定期間終了後、 マッチングすれば雇用する側の正社員となるシステムです。 この一定期間に制限はありません。双方が見極め可能な期間であれば問題ないと言えます。 が、その人となりを見るのに一週間で可能かどうかは疑問でございますが、取りあえずは制限はありません。 企業側のメリットは、いきなり正社員雇用をしなくてすみます。これは大きなメリットだと思います。 また、派遣期間が長ければ長いほど、雇用される側の欠点も大いに見ることも出来ます。 人というのは長所もあれば、短所もあります。その短所を呑み込めるのであれば、ミスマッチを生じなくてすみます。 また、常識の範囲内ですが、入れ替えが可能です。 能力や適正で不具合を生じると思われたら新たな人材を投入することが出来ます。 企業の中には、「2ヶ月間の試用期間あり」などとしているところがあります (原則十四日以内の解雇であれば、予告もそれに代わる手当は必要ありません)が、 十五日を過ぎての解雇は、通常の三十日以上前の予告、 もしくは三十日分以上の予告手当が必要となりますので、危険大と思われます。 デメリットは、数ヶ月間「紹介」を前提とした派遣の中で、雇用する側は社員として迎え入れる気持ちがあるが、 雇用される側が、社員になることを拒否する可能性があります。このようなことがデメリットとされることと思います。 尚、当然のことながら紹介料や派遣費用は発生しますが、 社員とするからには、お互いが相思相愛にならないとミスマッチが生じます。 双方が納得できる雇用のあり方ではないでしょうか。今を活き抜くための策だと考えます。 前のページに戻る 規制緩和? はじめまして、小生は人材派遣会社の部長職をしております田辺と申します。 この度の号より「人材」「人材派遣業界」に関することをテーマに執筆させて頂くことになりましたので、宜しくお願い致します。 さて、派遣業界にも規制緩和の策が講じられようとしています。ところが、これが曲者なのであります。 「当面の間(三年間)、派遣期間を一年間とする」らしいのです。 そして「当面の間」が過ぎると三年間の派遣期間となる。これも、「らしい」のです。 例えばある製造会社が、Aという派遣会社を六月一日より利用し始めたとする。 この派遣期間は、翌年の五月三十一日が終了日となります。 例え期間の途中に派遣会社を替えても、終了日は五月三十一日なのです。 これ以後については、この間の派遣社員を正社員にする努力義務が製造会社に発生します。 あくまでも努力義務でありますが、かなり間違った緩和であります。 これで本当に「緩和」と言えるのでしょうか?。 昨今の製造業は、メーカーより単価の面で半ば脅しを掛けられながら仕事を受注している状況にあるところが殆んどです。 その中で生き残りを掛けるにはどうすればいいのかを模索しています。 削れるものは削り、変えねばならないことは変え、身を削る想いで生き残りを図る企業が多いと思います。 固定費を流動費に変えることで、生産の山・谷を使い分けられます。 ところが、そんな中小企業の悩みなど、どこ吹く風の如く、「規制緩和」と称し意味不明な期間を設けようとする。 日本は「正社員」という風土を作り上げてしまった。 風土の中の一番温かいもの「安心感」を求める。 けれども、今の時代、どこに安心感がありますか。絶対的なものなどないのです。 規制緩和というものは、民業を圧迫することの方が多いことを、官は知らねばなりません。 前のページに戻る 尾道を写真で散策! 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